年末になると、大掃除で家じゅうピカピカにしますよね。
でも、つい忘れがちなのが「お湯まわり」のお手入れです。
エコキュートや電気温水器も、実はちょっとしたお手入れで
長持ちしたり、トラブル防止になったりします 👍
その代表が「水抜き」。
でも、
「水抜きって聞くけど、何をどうすればいいの?」
「間違えて壊したら怖い…(´・ω・`)」
という声もよくあります。
この記事では、
- 水抜きってそもそも何なのか
- ざっくりした手順のイメージ
- やる前に気をつけたいポイント
を、できるだけやさしく解説します。
※実際の作業は必ず「ご自宅の機種の取扱説明書」を優先してくださいね 🔍
1.「水抜き」って何のためにやるの?
まずは目的から。
エコキュートや電気温水器の水抜きには、だいたいこんな意味があります。
- タンクの中にたまったゴミ・砂・サビを少し流す
- 凍結や長期不在によるトラブルを防ぐ
- 配管の中の汚れやニオイ対策になることも
特にエコキュートは「ヒートポンプ」でお湯をつくる機械。
タンクの中に水がずっとたまっています。
水道水には、目に見えない細かい砂やサビが混じっていることもあります。
それが少しずつタンクの底にたまっていくイメージです 🌀
年に1回くらい、年末のタイミングで軽く水を抜いてあげると、
機械にもやさしくて安心、というわけですね。
2.水抜きの前に絶対チェックしたいこと
いきなりバルブをひねるのはちょっと危険です。
まずはここをチェックしましょう。
① 取扱説明書を手元に用意する
機種ごとに「やり方」「呼び方」「注意点」が微妙に違います。
同じエコキュートでも、メーカーや年式で手順が変わります。
- 「水抜き」
- 「タンクのお手入れ」
- 「洗浄」
などの項目を探してみてください。
PDF版をスマホで見ながら作業するのもおすすめです📱
② ブレーカー・電源の扱いを確認
- 電源を切る必要があるか
- 運転を「停止」にしておくだけでいいか
これも機種によって違います。
説明書の指示にしたがってください。
勝手にブレーカーを落とすと、
エラーが出たり、時計や設定がリセットされたりすることもあるので要注意です⚡
③ 熱いお湯に注意!
タンクの中は「高温のお湯」になっている場合があります。
- 作業前に、お風呂のリモコンなどで温度をチェック
- お湯が熱そうな場合は、しばらく時間をおいてから作業
やけどを防ぐために、
水抜きの作業中は、絶対に素手でお湯にさわらないようにしましょう ✋💦
3.エコキュートの「ざっくり水抜き」イメージ
ここではあくまで「イメージ」です。
実際の手順は必ずお使いの機種の説明書を見てくださいね m(_ _)m
① 運転を止める
- リモコンで「運転停止」ボタン
- もしくは「休止モード」にする
など、説明書に書かれている方法で止めます。
② 給水元栓を閉める
屋外にあるエコキュート本体の近くに、
給水の元栓(バルブ)がついていることが多いです。
- ハンドル式のバルブを「閉」の方向へ回す
- レバー式の場合は「OFF」の位置にする
※ここも機種ごとに違うので、無理に回さないでくださいね。
③ 排水用の栓・バルブを確認
エコキュート本体の下のほうに、
- 「排水栓」
- 「ドレンバルブ」
と呼ばれる小さな部品があります。
ここからタンクのお湯を少しずつ抜きます。
バケツやホースを用意しておくと安心です🪣
④ 少しずつ水(お湯)を抜く
説明書にしたがって、排水栓を少し開けます。
いきなり全開にしないのがポイントです。
- 最初は勢いよく出ることがある
- お湯が熱い場合がある
ので、距離をとって様子を見ながら行いましょう。
年末の「お手入れ」の場合は、
タンクの水を全部抜く必要はないことが多いです。
「数分~10分ほど排水して、底の汚れを流す」
くらいのイメージですね。
※ここも機種により「水を全部抜かないでください」と書かれているものもあります。
必ず説明書の注意書きを確認してください⚠
⑤ 排水栓を閉める → 元栓を開ける → 運転再開
水(お湯)を抜き終わったら、
- 排水栓・バルブをしっかり閉める
- 給水元栓を「開」に戻す
- リモコンで運転を再開する
という流れです。
そのあと、お風呂やキッチンで蛇口をひねり、
ちゃんとお湯が出るか確認しておきましょう。
「空気が混ざって、しばらく白っぽい水が出る」こともあります。
少し出しっぱなしにして様子を見ればOKな場合が多いです😊
4.電気温水器の「ざっくり水抜き」イメージ
電気温水器も基本の考え方は同じですが、
タンクの構造がエコキュートと少し違います。
こちらも、必ずお使いの機種の説明書を見ながら行ってくださいね。
① 運転・電源を確認
電気温水器の場合も、
- 運転を止める
- 必要であればブレーカーを切る
など、機種指定の方法があります。
リモコンだけで止めるタイプもあれば、
ブレーカー操作が必要なタイプもあります。
② 給水元栓 + 止水栓を閉める
電気温水器本体の近くに、
- 給水用バルブ
- 給湯側の止水栓
がそれぞれついていることがあります。
説明書に書かれている「閉めるべきバルブ」をきちんと確認してから、
ゆっくり閉めていきましょう。
③ 排水バルブから水を抜く
電気温水器の下のほうに、排水バルブがついています。
そこにホースをつなげるタイプもあります。
- バケツや排水溝へホースを誘導
- バルブを少しずつ開く
という感じで水抜きを行います。
こちらも、年末のお手入れの場合は、
タンク全部ではなく「一部を抜いて、底の沈殿物を流す」イメージです。
④ 終わったら、バルブ類を元に戻す
抜き終わったら、
- 排水バルブを閉める
- 止水栓・給水元栓を開ける
- ブレーカーやリモコンで運転再開
という手順です。
最後にお湯がちゃんと出るか確認して、問題なければ完了です 🎉
5.やらないほうがいいNG行動
ここだけは要注意!というポイントをまとめます。
- 説明書を見ずに、適当にバルブを回す
- 真冬の深夜・早朝に、屋外で長時間作業する(凍結・体調不良のリスク)
- 高齢のご家族だけに任せる(重いフタや硬いバルブがあるため)
- タンクを「空っぽ」にして放置する(機種によっては故障の原因)
また、ドライバーやレンチで無理やり回したり、
固い部分を力まかせに触るのも危険です⚠
「少しでも不安」「音や表示がいつもと違う」と感じたら、
無理せずコトブキ光熱に相談してくださいね。
6.こんなときは専門業者にまかせよう
水抜きやお手入れは、
「やったほうがいいけれど、絶対に自分でやらなきゃいけない」ものではありません。
こんな方は、素直に専門業者に頼むのがおすすめです。
- ご高齢で、外の機器の作業がつらい
- 腰痛・持病があって、かがんだ姿勢がきびしい
- バルブや配管まわりを見るだけで不安になる
- そもそもどこに何があるか分からない
専門業者にお願いすれば、
- 水抜きだけでなく、全体の点検
- 配管まわりの異常のチェック
- 将来の交換時期のアドバイス
などもしてもらえることが多いです✨
「年末は給湯器の健康診断」と思って、
点検をセットで依頼するのも一つの方法ですね。
7.まとめ:年に一度、「お湯のこと」も思い出してみよう
最後に、ポイントだけおさらいします。
- 水抜きは「タンクの中のゴミ・沈殿物を流す」お手入れ
- 年に1回、年末の大掃除ついでにやってあげると安心
- ただし、やり方は機種によって全然違う
- 必ず取扱説明書を見て、「やっていい範囲」でお手入れをする
- 不安があれば、無理せず専門業者に相談するのがいちばん安全
エコキュートや電気温水器は、
家族の「毎日のお風呂」や「キッチンの快適さ」を支えてくれている大事な相棒です。
年末のこのタイミングで、
ちょっとだけ気にかけてあげてくださいね (´∀`)ノ
「うちの機種だとどうしたらいいのかな?」
「水抜きより、まず点検をお願いしたいかも…」
という方は、設置した販売店やコトブキ光熱に、
お気軽に相談してみてください✨












