わが家の最適な『蓄電池』の選び方② 単機能パワコンとハイブリッドパワコンの違いについて
皆さんは蓄電池を選ぶ際に、何を基準に選びますか?
メーカー?価格?販売店?容量?『蓄電池』には様々な種類があり、それぞれ特徴があります。
今回は、その中で「単機能パワコン」と「ハイブリッドパワコン」の違いについてご案内しますヨ!
今現在、太陽光発電をご利用の皆さんは、パワーコンディショナー(通称パワコン)が設置されています。これは、太陽光パネルで発電した直流電気を交流電気に変換する機械で、メーカーによっては屋内用や屋内外兼用などがあります。
一般的な太陽光発電用のパワコン
通常、『蓄電池』を導入する場合、既存の太陽光発電用パワコンとは別に、『蓄電池』専用のパワコンが必要になります。これが「単機能パワコン」と呼ばれるもので、従来の一般的な蓄電池のシステムでした。
一方「ハイブリッドパワコン」ですが、こちらは太陽光発電用パワコンの機能も備えており、1台で『太陽光発電』と『蓄電池』両方を運転することが出来る、新しいタイプのパワコンです。つまり、どういうことかと言うと……
「古くなった既存のパワコンは今後使用せず、新しいハイブリッドパワコン1台で全て賄える!」
ということです。
一般的なパワコンの保証期間は10~15年ですので、いずれどこかのタイミングで有償の修理や交換が必要になってきます。以前は、どこのメーカーも保証期間が10年間でしたので、設置して10年以降は修理の都度数万円、交換をすると、20万円以上の手出し費用が発生してしまいます。
ハイブリッドパワコンならば!古くなって、いつ故障が発生してもおかしくない既存のパワコンに代わって、『蓄電池』も運転するので、とても合理的で無駄がありません。しかも、ここから新たに10~15年の製品保証がスタートするので、オトクで後々も安心です。
ハイブリッドパワコン
逆に、太陽光発電を設置してまだ年数が浅く、パワコンが新しかったり、延長保証に加入して保証年数がたっぷり残っている場合は、単機能パワコンのほうが良い場合もあります。わが家の環境に応じて上手に選択しましょう!
まとめ
単機能パワコンの特徴
① 太陽光発電用パワコンと独立しており、2台分のスペースが必要になる。
② 発電した電気を一旦交流に変換したあと、直流に戻して貯めるため、変換ロスが生じる。
③ 万が一の故障が発生した際、復旧するまで生きているパワコンの設備は使用できる。
④ 既存の太陽光発電設備の保証はそのまま残る。
⑤ 古くなった既存の太陽光発電用パワコンは、いずれ修理・交換が必要になる。
ハイブリッドパワコンの特徴
① 2台分の機能を1台で備えているため、省スペースで設置が出来る。
② 発電した直流電気をそのまま貯めるため、変換ロスが発生しない。
③ 万が一パワコンが故障すると、復旧するまで両方の設備が使用できなくなる。
④ 既存の太陽光発電設備の保証は切れる。(有償の保証サービス有)
⑤ 古くなった既存のパワコンは今後使わないため、本来発生するタイミングで修理・交換が不要になる。
いかがでしたか?
現在は、太陽光発電を設置して10年近く~10年以上ご使用のお客様が多く、ハイブリッドパワコンの『蓄電池』が人気になっています。その他にも細かな違いがありますので、気になった方は是非コトブキ光熱までご相談ください。
きっとわが家にピッタリの最適な『蓄電池』が見つかりますヨ!